【重要】実は間違っている!止めた方が良い勉強法3選
勉強しているのに点数が上がらないと悩んでいるそこのあなた!
勉強ができないのはあなたのせいではないかもしれません。この記事ではあなたがテスト勉強で陥りがちな間違いについて解説します。
たくさん書いて暗記している人、教科書を丸暗記しようとしている人は、一度手を止めて振り返ると、今まで時間を無駄にしていたことに気が付くはずです。
これまで信じてきたメジャーな勉強法が自分にとって最適な方法なのか、この記事を読みながら確認してみてください。
やめたほうがいい勉強法三選
1.とにかく書いて覚える
「たくさん書いて覚えよう」という合言葉
よく聞く勉強法だと思いますが、僕はあまりお勧めしないです。
この理由として大きいのは、覚えることではなく、書くことが目的となってしまうからです。
あなたの周りにも
「今日は○○についてこんなに書いて覚えた」
という人が少なからずいるのではないでしょうか?
この人達はどれくらい覚えたのかではなく、どれだけ書いたのかで満足しています。
僕も昔は大量手書き族の一員でした。
手が痛くなるほど自分でも覚えた気になり、安心するというサイクルが生まれていくうちに、このサイクルから抜け出せなくなり、高校でつまづくまで続けました。
そしてこの方法を続けて出た結論は
「暗記は自分には合わないから、理系に行こう」
という間違ったものでした。
なぜ、この極端な発想に至ったのかは、次の見出しで説明します。
僕の経験上、暗記が苦手な理由の大半は暗記の仕方が間違っているだけで、その人の能力が低いからではないと思っています。
暗記が苦手で理系を選んだ僕は、高校の三年間、書くだけの意味のない勉強法を活用することにより、暗記科目はかなり低い点数を取っていました。
今思うと、手書き暗記を早い段階でやめていれば、もっと自分の人生の選択肢も広がったのかもしれないです。
数学に苦労する日々
高校では文系か理系を選択するという人生のターニングポイントがあります。その選択をするうえで、数学や化学、物理などが苦手な人は文系ということは常識でした。
「それなら、彼らとは逆に暗記が苦手な僕は理系に進めばいいんだ」
という間違った考えにたどり着いてしまっていたのです。この修羅の道に、数学で結局つまづき、受験に失敗した友達もかなりいました。
文転(ぶんてん)という言葉をよく聞きますが、理系科目の伸びが悪く、結局文系で頑張るという人は多いです。
しかし、僕の頭は暗記は苦手であるという言葉に縛られており、数学は難しいけど文転なんてしないぞとと思っていました。
理系に進み薬学部に入学できたことは結果としてかなり自分にとってプラスになったと思います。
しかし、変に物理学科や応用化学学科などを選んでいたら、計算に苦労してまた違う人生だっただろうなぁと思っています。
突然訪れる手書き族卒業の転機
薬学部に入ってすぐの頃には、暗記は苦手ですという友達が多かった印象でした。
「そもそも理系なんてそんなものでしょ」
という雰囲気があったのがいまでは懐かしいです。
暗記が苦手なのは自分だけじゃないんだ!という仲間意識が芽生え、安心しました。
なぜこのような意識が生まれたのか?
あくまで仮説ですが、薬学部の志望のほとんどは、化学が得意で大学に入学するからだと思います。化学は暗記することもありますが、生物ほどではなく、暗記の得意な文系もいないため、このようになるのでしょう。
しかし、この暗記できない人間の楽園が崩壊したのは、入学して間もなく前期試験の直前でした。
「とんでもない学部に来てしまった」
と騒然した空気になったことはいまでも覚えています。
薬学部入学後、最初の難関と呼ばれる科目
「その科目の名を薬用植物学」
とても体に優しそうなイメージをもつこの科目が地獄の暗記の前菜だったと思います。
のちに、この薬用植物学は全く簡単な科目であり、この10倍以上も大変な科目にいくつも出会うことになりますが、そんなことを知る由もありません。
この科目はこれまで聞いたこともないような植物の成分・効能・ラテン名などを修行のように暗記するという内容です。
授業を受けながら、薄々気づいていましたが、とにかく薬学部はどの科目も暗記が多い。このテストを皮切りに、地獄のような暗記生活が待ち受けていました。
その一方で、暗記に対する考え方も180°変化しました。
半強制的に勉強法が変化し、今ではすっかり暗記は得意になりました。
暗記の方法を変えなくてはいけない状況に無理やり放り出された僕は、手書き暗記をやめ、ネットに書いてある勉強サイトをひたすら読んでは暗記を繰り返しました。
暗記の方法についてはこちらの記事をどうぞ。
もちろん計算など書く必要のある科目もありますが、暗記は手が痛くなるだけです。
ほかに何の収穫もないので今すぐにやめましょう。
2.教科書を隅から隅まで読んで対策
「勉強が上手くいかないのは、自分の知識と努力が足りないせいだ」
そう考えて、教科書を隅から隅まで読んで最終的に挫折した人はも多くいるのではないでしょうか。
もちろん、極論を言ってしまえば、教科書をすべて覚えた人間は少なくとも暗記科目のテストでは100点を取ることができるでしょう。
しかし、冷静になって考えてみてください。果たして、あなたにそんなことをする時間がテストまでに用意されているでしょうか。答えはノーです。
高校生なら定期試験対策の勉強はせいぜい3週間で終わらせるものです。入試に関しては1年間用意されているものの、文化祭や体育祭をこなしつつ、受験科目をすべて勉強する必要があります。
薬学部は、一度のテストで大量のレジュメの暗記が待ち受けていることから、時間がないということは考えなくても分かるでしょう。
では、時間がないと知っている人間がなぜ丸暗記をして自爆してしまうのでしょうか?
教科書の丸暗記は努力家がはまりがちな落とし穴の一つ
例えば、塾の先生の熱い激励に触発され、
「今日から死ぬほど勉強するぞ!」
という意識になったとします。
「これまでの自分がテストで点数が取れなかったのは、スマホをいじってしまい、集中が続かなかったからだ」
という的確な推理をして出てくる答えは、ちゃんと勉強しようという当たり前な内容です。
このちゃんとした勉強という概念が間違っているから点数が伸びないのです。
ただ、長時間勉強したからといって点数が上がると勘違いをしてはいけません。
闇雲に勉強をしたところで、良い成績は取れないです。
ぶ厚い問題集にも注意!
僕は成績が伸びない時期を何度も経験しました。数学ができないときは、チャート式の問題を全部やろうとしてわざわざ表を作って勉強していました。
チャート式の問題を解いたことがある方はわかると思いますが、数学が苦手な人間がすらすらと全問解けるような問題集ではありません。
結局、問題は1/4ほどしか解かずに受験は終了しました。もちろん数学は得意にはなりませんでした。
むしろ、数学にあきらめを感じたほどです。
完璧主義という沼は、ときに人を奮い立たせ、良いものを生み出すこともあるでしょう。
しかし、勉強においては、あまり役に立つことはないです。
必要なとこは頑張り、それほど重要でないなら手を抜くという調節ができる人がいい点数を取れます。
数学でお勧めの参考書
数学2+Bや3もあるのでぜひ確認してみてください
3.過去問を極める(大学生は注意)
大学生の救世主!過去問
それでは手を抜けるとこは抜いていきましょうとなるわけですが、
過去問の扱いには要注意してください。
過去問の間違った使い方を継続していると、気が付かない間に留年する可能性があるからです。
「でも、毎年同じ問題ばかり出してくるから、まじめにやっても時間の無駄じゃん」
過去問で勉強をしたことがある人は、一度はこう思うでしょう。
これが落とし穴です。
文系がどうなのかは知りませんが、理系は積み重ねていく学問です。下級生で習ったことを利用して新しいことを学習していく仕組みになっているです。
つまり、ゆるゆるの土台を作って、その上にビルを建てようとしているのと同じです。
ここで小話を一つ
物理化学という科目が薬学部にはあるのですが、その担当の先生がとても優しい方でした。過去問の数字まで同じということから、過去問がキラーコンテンツとして無双していました。
しかし、過去問時代は僕たちの代で終わりを告げたのです。
テスト前に友達4人で教室に向かっているときに、後ろの担当科目の教授がいるにも関わらず、
「ボンベって出てきたら絶対正だから。」
と大きな声で友達の一人が言ってしまったのです。
その隣を悲しげな顔で通り過ぎていく様はとてもシュールでした。
ちなみにボンベは正でした。
その次の年に問題が丸ごと変わったことは言うまでもありません。
積み重ねが必要
薬学部でいうと、一年生のときに生理学や解剖学、有機化学などを学び、その知識を生かして薬理学を学ぶという道順です。
薬理学や薬物治療学は積み上げの科目なので、それを三週間で終わらせるということは無理でしょう。
ただ、だからといって過去問だけで戦うというような真似はしないでください。
リスクもあり、時間の無駄でもある行為です。
もう、手遅れのとこまで来てしまった人は、これまでの総復習をしながらプラスαの気持ちで学べる教材を使用しましょう。
これは周りの人には教えないほうがいいです。
僕も秘密で使っていますが、めちゃくちゃ勉強しやすいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
皆さんの勉強法は当てはまっていましたか?
薬学部は大変なので頑張ってください。
勉強に困っている人には「薬がみえる」についてはぜひ試してもらいたいです。
少しでもみなさんの勉強の役に立てると嬉しいです。