【忘却曲線は暗記に役立つ?】高校の定期テストで実際に試して失敗した話
忘却曲線という言葉をご存じでしょうか?
正確ではありませんが、簡単に言うと塾や学校の先生が教えてくれる記憶の方法のようなものです。
この記事を読めば、忘却曲線を利用した暗記法について理解が深まることは間違いないです。
メカニズムが分かれば、あなたの記憶力が跳ね上がることは間違いないはずですが、
皆さんはこんな疑問を抱いていると思います。
「よく聞くけど、本当に効果あるのかな?」
僕は塾の先生の言葉を信じて、実際に高校二年生の期末試験のときに試したことがあります。今回はそのときのお話です。
最後にどんでん返しが巻き起こるので、注意して読み進めてください。
忘却曲線に基づいて勉強してみた (どんな風に進めたのか?)
そもそも忘却曲線とは?
忘却曲線については、こちらの記事で触れていますので分からない方は確認してください。ざっくり言うとタイミングよく復習をするという方法です。
https://blog.hatena.ne.jp/nobunostudy/nobunostudy.hatenablog.com/edit?entry=26006613624036332
この記事では忘却曲線を主人公にして話を進めていきます。
なぜ試そうと思ったのか?
それでは本題に移りますが、そもそも何でやったことない暗記法をわざわざやったのかという話から進めていきます。
この暗記をするきっかけになったのは、僕が高校一年生のときです。
映像授業に特化したある塾に通っていたのですが、そこの元塾長に教えてもらいました。
「あれ、題名に失敗したって書いてあるし、この人詐欺する人なの?」
って思った心のきれいな皆さんすみません。最後まで読めば一件落着なので、落ち着いて読んでください。
その元塾長は僕に色々な勉強のアドバイスをくれました。そのアドバイスに沿って成功したり失敗したりしたので、そのことは後日書きます。
その人が塾を去り、約一年が経過した頃、僕は成績の伸び悩みという沼にはまります。
一年生の頃から塾に通っていた僕は、じわじわと順位を上げることができていました。
しかし、等々来るとこまで来たという感じで順位の上昇が停滞したのです。
この伸びない成績って地味に恐怖や不安を感じませんか?
このままいくとあまりいい大学にも行けなそうだなぁと悟った僕はあの方法を思い出しました。
「あ、忘却曲線の暗記法でも真似しようっと」
そんなノリで、まさか修羅の道に進んでいるとは思いもしませんでした。
暗記法で自分に課したルール
ここで実際にどんな感じで進めたのか、そのルールを説明します。
まず期末テストだったので、主要5科目を復習していきました。
もちろん副教科もある訳ですが、察してください。
量が多いので、副教科のフォローはしませんでした。
主要5科目の暗記の手順は以下の通りです。
- 授業後に軽く復習 (グラフには無いが、先生たちがその日のうちに復習と言っていたので、素直に従った。)
- 1~2日後に同じ部分を復習
- 約1週間後(土日にまとめて)軽く復習
- これを中間テストが終わってから、期末テストまでの約一ヶ月間実施
- なお、本来は一か月後にさらに復習することになっているが、期間が短いので、テスト前にさらに復習+テスト対策する
結果発表!
二学期中間テスト(5科目):クラス順位23位
↓
二学期期末テスト(5科目):クラス順位26位
*副教科は特別な対策をしていないので除外
*記憶が少しあいまいですが、確かこんな感じ
「なんでやねん!」
副教科はみんな受けているのに、5科目平均の順位がむしろ下がりました。
これは僕が勉強をサボっていた訳ではないことは明白です。
なぜ、効率のいいはずの暗記法をやったのに失敗したの?
これが僕の中の疑問です。
これを解決しないと点数は上がりません。
こんなことではへこたれない僕は自己分析をして次につなげました。
なぜ失敗したのか
僕自身の分析結果
「結局、点数伸びないのかい。」
そんなことを皆さんは思っているでしょうか。
すみません。
分析をした結果、次のようなことが分かりました。
- 期間が長くて、気が緩んでいた。
- 覚えるという気持ちになっていなかった。
- 復習に気を取られ、問題演習が不十分だった。
期間が長くて、気が緩んでいた。
僕はこれまで三週間前から対策をしたことはあったものの、それ以上の時間をかけたことはありませんでした。
その状況で思ったことは、
「時間あり過ぎるし、テスト余裕だわ。」
という今考えるとおバカだと感じるような心持ち。
この状態で点数が伸びるとは思えません。
覚えるという気持ちになっていなかった。
「復習は今日やったとこをサラッと見るだけでも違うよ。」
そんな甘い言葉を聞かされたことが何度あることか。
もちろんその通りにしました。
言う通りサラッと復習しながら、本当に意味があるのだろうかと考えていましたが、意味なかったです。
復習に気を取られ、問題演習が不十分だった。
皆さんが本当にやりたくない理由って、復習する量が膨大だからですよね?
はっきり言って、途中から結構やることが面倒になりました。
理由としては、日を追うごとにやることが増えていくからです。
しかし、一日にかけることができる勉強時間は決まっているので、その日に復習する内容はどんどんと薄くなっていきます。
最後はこんな勉強は意味あるのかというくらいまでになりました。(結局意味なかったです)
正しい方法を解説
定期テストではおすすめしません
先ほどの失敗を踏まえて、実際に行うときはどうやって試したらよいのかお伝えします。
まず、この暗記法は定期テストではおすすめではありません。
なぜなら、人は期限ギリギリにならないと、集中することができないからです。
やってみたら分かると思いますが、期限のない勉強というのはストレスフリーです。
人は負荷をかけることで成長するのでこの状況では成長できません。
定期テストまで時間をずっと緊張感をもってできるのであれば、まだやってみてもいいです。
ただ、そんなことよりも、僕は数学や物理などの問題演習をやっておいた方が役に立つと思います。
数学をサクッと演習するならこちら
受験勉強のときに活用しよう
この暗記法は受験のときにやってください。
そう教える理由を説明します。
まず、緊張感をもって勉強をしているので、効率がよいことです。
テスト結果は「成績トップで推薦をもらいたいです。」という人たち以外にとって意味のない数字です。これから先、何の役にも立たないでしょう。
それならば、演習をして、受験に備えておこうという話です。
また、この暗記法は一か月二か月と時を追うごとに効果を発揮します。そのため、一年をかけて準備する受験にはもってこいの方法なのです。
まずは暗記教材を準備
特に暗記科目や英単語で活用しましょう。
日本史・世界史にはこちら
英単語はこれ一冊で十分戦えます。
コツは負荷をかけ過ぎないこと
この方法の弱点は、日を追うと辛くなるシステムであるということです。
勉強は明日も頑張ろうと思えることで、継続されます。
明日の方が辛いと分かっている勉強ってどうですか?
やりたくないですよね?
なので、この方法で覚えることは普段の暗記では足りなかった、少数の単語だけにとどめましょう。
つまりは、暗記の最後の砦として活用するのです。
受験勉強は暗記だけで乗り切れるわけではありません。
そのため、いつまでも単語暗記に時間を割くわけにはいかないでしょう。
効率よく暗記を進めることで、ライバルに戦略勝ちしましょう!
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はなぜテスト勉強に生かせなかったかお伝えしました。
緊張感をもち、仕事量を少量に留めることが極意です。
結論としては有効活用するべきだと思っていますので、みなさんも是非挑戦してください。