のぶの勉強部屋

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薬学部 塾講師歴3年 勉強に有用な情報を惜しまず発信します。

ワーキングメモリを上手に活用する方法

この記事はワーキングメモリを用いた効率的な仕事術について解説しています。

今日からさっそく実践できることばかりですので、ぜひ取り組んでみてください。

 

 

 

参考書籍

学びを結果に変えるアウトプット大全

学びを結果に変えるアウトプット大全

 

そもそもワーキングメモリとは?

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ワーキングメモリとは、パソコンではCPUと呼ばれているものです。
 
メモリと言うと記憶させる方を先に思い浮かべると思いますが、それとは別です。
 
まずは、このメモリについて簡単に解説します。
 
例えば、グラフィックがめちゃくちゃ綺麗なゲームが登場したとしましょう。
 
このゲームをあなたはスマートフォンでやってみたいと思いますか?
 
すぐに飛び付いてダウンロードを始める派は、滝修行に行って下さい。
 
滝勢がいなくなった集団には、こんな疑問を浮かべる方がいらっしゃるでしょう。
 
「これ、もしダウンロードしたとしても、ラグが大きかったり、すぐに落ちたりしそうだなぁ。
 
皆さんこれがメモリの正体です。
 
パソコンゲームは、ハイスペックなパソコンでないとすぐに負けてしまうのは、スペックが低いと大量の情報を処理しきれなくなるためです。
 
逆に今度はCPUの高いハイスペックのパソコンを使うとします。
 
こちらでは、グラフィックが綺麗でもスムーズに操作ができるはずです。
 
さらに、あなたは動画編集をしながら、裏でYouTubeを開いたり、PowerPointでスライドを作ったりしても、スムーズに仕事を進めることができます。
 
このように複数の仕事を同時に行うことを、マルチタスクといいます。
 
たくさんの情報量をすばやく処理できるパソコンであれば、バテることなく働き続けてくれるという訳です。
 
ここまでの話を聞くと、是非自分もハイスペックなパソコンになりたいと思いますよね?
 
もしも、人が同じことをしたらどうなるのか?
この夢のような考えについては、後のパートで詳しく説明します。

付箋にやることリストを作成

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一日でたくさんの仕事を終わらせなくてはいけない経験をしたことはありませんか?

 

そんな仕事に追われた状態のとき、あなたの頭の中はやることだらけでパニック状態になります。

 

仕事量が多いと、あれもやらないと、これもやらないとと考えてしまいます。目の前の仕事をしているときもその考えが止まることはありません。

 

そうするとどんなことが起きてしまうのか?

 

100%のパフォーマンスを発揮することができなくなります。

 

早く終わらせてどんどんと仕事を片付けたいのに、頭がそうさせてくれないのです。

 

つまり、この問題を解決するには、頭のごちゃごちゃを整理してくれるアイテムが必要です。

 

ここで登場するのが付箋です。

ポストイット 付箋 超徳用 ノート キューブ パステルカラー 75×75mm 450枚 CP-33SE

付箋といっても種類が豊富ですが、僕はこの大きさのものをおすすめします。

 

理由としては、ある程度のリストを書くスペースがあり、机や手帳に貼っても目立つのでやるべき仕事を常に把握することができるからです。

 

付箋の使い方を説明します。

 

まずは、その日にやることをすべて書き出します。順番は気にせず、思い付いたことからどんどんと書いていきましょう。

 

次にそのやることリストに対し、それぞれの重要度を書き込みます。色分けをしたり、図形を用いてみましょう。

 

例えば、

緊急…赤 

まあまあ大切… 

今週中…

 

どれくらいその日に終わらせる必要があるのかを可視化するのです。 

 

最後にそれぞれのやることに対して、順番を決めていきます。端っこに数字を書けば十分です。

 

一瞬でやるべき仕事が分かるリストが完成しました。

 

これを使えば、頭が迷うことなく作業を続けることができます。

 

一度にやる仕事は一つ

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もし、目の前にやらなくてはいけない仕事が10項目あるとします。

あなたなら、この仕事をどうこなしますか?

 

答えは2パターン考えられます。

 

1つ目は、同時進行で何種類かの仕事をする

2つ目は、一つずつ仕事をする

 

この選択肢を目の前にしたとき、仕事をすばやく終わらせようと思うあなたは、

つい二つ目の選択肢を選んでしまうのではないでしょうか?

 

残念ながら、後者がワーキングメモリの無駄遣いと言えるおすすめしない方の選択肢です。

 

なぜ、僕がおすすめをしないのか?

それは、付箋の話にあった「混乱」がキーワードです。

 

アウトプット大全によると、人のワーキングメモリは一度に3つの仕事までしかできないそうです。

 

これを聞くと、意外と人の脳は効率が良さそうだと感じますよね?3つまでなら同時並行できるじゃないかと思うかもしれません。

これが落とし穴です。

 

なぜなら、限界ギリギリの作業を効率良くこなすことはできない

 

話を戻しますが、あなたがスマホゲームを新しく始めるとします。時間はかかりつつもダウンロードを終えて、戦いが始まります。ついにマッチングをしましたが、すぐに倒される。

 

おかしいなと考えていると、スマホのメモリがぎりぎりで情報処理をしていることに気が付きます。つまり、一人だけ動作が遅れた状態でゲームをしてたのです。

 

このとき、あなたは

「よし、スマホが原因なら自分が頑張ってすばやく動く練習をしよう。」

 って思いますか?

 

思わないですよね?

 

多分、メモリに余裕があるスマホが欲しいなぁと思うはずです。

 

つまり、自分のメモリのギリギリの仕事をしたところで上手くはいかないのです。

この考えを疑う方は、一回YouTubeを見ながら友達と電話でもしてみてください。

 

どっちの内容も把握できることができたなら、今日からあなたはハイスペック人間です。おめでとうございます。

 

上手くこなすことができなかった皆さん、それが普通ですので安心してください。ちなみに僕も出来ません。

 

僕と同じマルチタスクに向いていない方は、まずは目の前の仕事にしっかりと取組みましょう。

 

結局、同時並行しないほうが早く仕事が終わるということです。

 

やるべき仕事はすぐにこなす

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学生の方には共感してくれる方もいると思いますが、

課題って結構後回しにしがちではないですか?

 

「今は授業終わりで疲れいるし、レポートは明日からやればいいかなぁ。

 

簡単な課題であってもつい残してしまいますよね?

社会人の方もこの気持ちは同じでしょうか?

 

結局、課題は後で終わらせているからいいじゃんと思う方もいるでしょう。

課題をやらないことは論外ですが、実は課題をやったとしても後回しは効率がとても悪いのです。

 

その理由は、休んでいる間にもワーキングメモリは働いているから

 

自分では心の底から休むことを楽しんでいるつもりでも、頭では常に課題の情報が処理されています。

 

例えるならば、YouTubeをバックグラウンド再生させながら、ブログを更新しているようなものです。

 

画面に映っているのはブログを打っている様子ですが、その裏ではミュージックビデオが動き続けています。

当たり前ですが、この状態はブログだけの状態よりも充電の減りが速くなります。

 

同じことをヒトで行ったらどんなことになるのか?

 

それは、リラックスしたくても課題のことを思い出し、つい緊張をしてしまいます。やらなきゃなぁという思いがずっと続いてしまうのです。

 

脳みそにそんな拷問をすることはやめにしましょう。

 

今日から変えること

明日やろう→今からサクっと終わらせよう

 

終わってから取る休みは、とても気がラクで最高です。この意識を忘れないでください。

 

 まとめ

ワーキングメモリは最近よく語られるようになりましたが、意外と詳しくは知られていません。

今まで効率の悪いことしていたなぁと感じていただけたでしょうか?

 

僕は普段の生活で、特に最後のパートを意識しています。やろうかなぁと考えたところで、やらないことは分かっているので、すぐにやるを徹底しています。

 

これを実践して分かることは、面倒なことって意外と大したことないってことです。

 

毎日をハッピーに過ごすために、少なくともすぐやることだけは今日から始めてみてください。